コランダム・システム・バイオロジー、日欧間の戦略的パートナーシップをセブンチュア・パートナーズと締結

2020.08.31

マイクロバイオーム領域の新事業開発を支援する株式会社コランダム・システム・バイオロジー(東京都港区、代表取締役社長:大竹秀彦、以下、コランダム・システム・バイオロジー)は、7月に設立したファンド「CSB-1(Luxembourg)SCSp」(以下、CSB-1)が、マイクロバイオーム及び食と健康分野のトップベンチャーキャピタルの一つであるセブンチュア・パートナーズ (Seventure Partners、本社フランス)が運用するファンド「Health for Life Capital II™ 」(以下、HFL II)へ投資したことを発表いたします。同時に、HFL IIを管理するセブンチュア・パートナーズとの間で日欧の戦略的パートナーシップを組み、マイクロバイオーム領域のイノベーションを加速すべく、双方の情報交流とアクセスを拡大していきます。

セブンチュア・パートナーズは、マイクロバイオームなどのライフサイエンス領域のベンチャーキャピタルとして世界的に高い評価を得ており、優れたトラックレコードを有しています。2014年に、マイクロバイオームと健康・栄養領域に焦点を当てたHFL Iファンドを設立しました。続2号ファンドであるHFL IIを2019年に立ち上げ、すでにダノン、ノバルティス、ルサッフル、ユニグラインズ、ベルなど、ヘルスケア及び健康と食品分野で活発に貢献するグローバル企業がファンドの投資家として参加しています。当初目標の2億ユーロ(約240億円)を調達し、2020年末に予定されている募集締め切りに向けて2億5000万から3億ユーロに目標が再設定されました。

今回コランダム・システム・バイオロジーとセブンチュア・パートナーズの間で締結した戦略的パートナーシップを通して、HFL IとHFL IIの投資対象であるマイクロバイオーム分野のポートフォリオ企業が日本とアジアにおける事業機会獲得や市場参入を行っていくための支援を得ることができます。

今年4月30日に日本で設立された株式会社コランダム・システム・バイオロジーの事業は、①マイクロバイオームを中心とする生体データベース及び解析プラットフォーム構築、②マイクロバイオーム分野での事業開発、③マイクロバイオーム分野での研究開発支援、で構成されています。CSB-1は、マイクロバイオーム領域の投資に特化する総額2000万ユーロ(約24億円)のファンドとして今年7月にルクセンブルクで設立されました。

  • お問い合わせ先 株式会社コランダム・システム・バイオロジー
  • 広報担当 marketing@csb.co.jp
  • 電話: (03)5404-8590

Health for Life Capital II™ について

Health for Life Capital II™ (HFL II)は主にマイクロバイオームと食と健康分野で「薬(錠剤経口薬)を超えた」投資を目指す世界初のVCファンドです。ファンドの主な投資先はヨーロッパですが、北米、アジア、イスラエルにも投資活動は広がりを見せています。1憶6000万ユーロのHFL Iと2億5000万ユーロのHFL II は、金融機関の他に、ダノン(Danone)、ノバルティス(Novartis)、ルサッフル(Lesaffre)、トルニエ(Tornier)、テレオス(Tereos)、ユニグレインズ(Unigrains)、ベル(Bel)及び米国に拠点を置く世界的な食品原料プロバイダーなどが投資家として戦略的に参加しています。Health for Life Capital II™ は、セブンチュア・パートナーズのライフサイエンスチームが運用に当たっています。

セブンチュア・パートナーズについて

管理資産(純コミットメント、2018年末)が7億5000万ユーロに達したセブンチュア・パートナーズは、欧州をベースにグローバル展開するベンチャーキャピタルです。1997年以来、セブンチュア・パートナーズは、後述する二つの分野で高成長の可能性を持つ革新的な事業への投資で優れたトラックレコードを有しています。その分野の一つが、欧州、イスラエル、アジア、北米にまたがったライフサイエンスの投資先です。もう一方は、フランスとドイツにおいてのディジタル・テクノロジー分野の投資です。(www.seventure.fr/en)